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 インプラント

■インプラントの危険性 下顎管①

下顎骨内部に埋め込むインプラントは長ければ長いほど、また太ければ太いほど安定し、噛む力に対して耐え抜くことができます。たとえば前歯部の4本は最も細い歯なので、標準サイズ(カムログインプラントの場合は直径3.8㎜)か細いサイズ(同3.3㎜)が適当ですが、噛む力が強い犬歯や臼歯の場合は5mmや6mmの太いサイズで、かつ長いものを埋入することが望ましいといえます。

ところが実際には、歯を失った部分の骨はやせ細っていることが多く、太いインプラントの埋入に耐えられないケースが多くみられます。その理由は、やせ細った状態で何とか持ちこたえている部分にインプラントを埋入すると、不自然な傾きや本来の歯の位置とのズレが生じてしまうからです。そのような場合には、骨移植術やスプリットクレスト法などの骨造成術を用いて対応します。

 

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