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 口腔外科

■顎関節症

口を開け閉めすると顎の関節で「カクッ」と音がする。口をあけようとすると関節付近が痛む。痛みがないのに大きく口をあけられない。

このような症状があれば、それは顎関節症である可能性が高いのです。顎関節症は何人かに一人はかかるとても多い病気です。音がするだけとか大きく口を開けた際にたまに痛みを感じるとかいう程度の症状であれば、必ずしも治療が必要というわけでもないのですが、口をあけるたびに痛む、痛みで食事がしにくい、口が大きく開けられないといったような場合はやはり治療を受けた方がよいでしょう。

顎関節症の原因は現在のところよくわかっていません。かつては噛み合わせが悪いことや歯並びが悪いことが主な原因と考えられていました。このため、全部の歯にかぶせ物を入れたり矯正治療をしたりして、噛み合わせや歯並びを理想的な状態にすることが必要とされていました。現在では、噛み合わせや歯並びの悪さは顎関節症の発症にあまり関係していないと考えられるようになり、このような治療は行われないようになってきています。

顎関節症の原因として、猫背などの姿勢の問題、片側で噛む癖や頬杖などの悪習癖、骨格や筋肉の発育不良、ストレスなどが考えられています。中でも歯ぎしりや食いしばりにより顎関節に持続的な強い力が加わることが最大の原因と考えられています。

これらの問題をそれぞれ改善することが顎関節症の治療となります。食いしばらないように注意したり、そのためのトレーニングを行ったりすることもあります。夜間の歯ぎしりに対してはオクルーザルスプリントというマウスピースのような装置を装着して寝ることにより緩和します。顎関節の体操や関節腔への注射、消炎鎮痛剤や筋弛緩剤、睡眠導入剤、抗うつ薬などの内服も有効です。

顎関節症は長期の経過でみると(治療せずに我慢して放置しておく)、いつの日にか症状が軽快していくことがほとんどで、病状がどんどん進行して治療困難になることはめったにありません。言い換えると、顎関節症の治療は症状が軽快する時期まで痛みなどを緩和し、軽快する時期を早めることであるともいえます。

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